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高砂さんの目を通してみると、世界は突然明るくなる。
いくらでも厳しく淋しく荘厳に撮ることのできるはずの海なのに、
彼の目には限りなく優しく明るく大らかに映し出される。
それは彼が世界をねじまげているのではなく、
彼の心がほんとうに透明で海の中にいる生き物に近いからだろうと思う。
きっと海に棲む生き物たちは、世界の美しさをこんなふうに毎瞬感じて
歓びの中に産まれて死んでいくのだろう。
このたくさんの青はすべて祝福された青だ。
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